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【162号】清々しい秋晴れのなか、強歩遠足

校⻑だより

【校長だより 162号】

10月7日(金)、今日の小樽は、雲ひとつない秋晴れの遠足日和でしたが、午後には薄い曇がかかりました。最高気温は13℃で肌寒いですが、みんなで楽しく歩くには丁度よい天気です。

小樽明峰高校は今日、生徒会行事【 強歩遠足 】を実施しました。

新しい生徒会執行部員たちの運営で、全校生徒は体育館でスタート集会を開きました。

その後生徒たちは、関門カードと飲物を持って午前10時、3年生から学年ごとに学校を出発しました。

学校をスタートし、ゴールも学校。小樽の街の歴史を楽しみながら約10kmのコースを全校生徒で歩きました。

以前の本校の強歩遠足は、小樽の山や坂道、海岸を通って自然豊かな約25kmのコースを歩き、ゴール(学校)でPTAのお母さん方の作ったうどんを食べる行事でした。やがてコロナ感染の影響もあり、コースを短くし飲食を制限した取り組みになりました。

以前には「チャレンジ60」という企画を行ったときもあります。有志生徒と教員が前夜に札幌駅を出発し、夜通し小樽まで歩いて、通常の強歩遠足に合流し、合計60kmを歩き切るという挑戦企画でした。歩くことは大変なことで、それなりのドラマがあり、不思議な連帯感が生れたものでした。

強歩遠足は、歩くことを通して、普段の生活とは違う環境に身を置くので、心身をリフレッシュさせたり、新たな発見や新しい対人関係が芽生えることがあるかもしれません。

今日は、歩くという行事を通して、そんな関係が豊かに発展することを願いながら、生徒たちを見守っていました。

小樽の旧手宮線の遊歩道を歩いていると、140年前の当時の小樽の人々がどんな思いで生きていたのか想像してしまいます。

当時は鉄道と船を使って石炭を運搬し、日本のエネルギー産業を担ってきた北海道の鉄道。そして小樽の人々。北海道の心臓といわれた小樽の街がどのように開拓され現在に至るのか、当時の先人の思いを想像しながら歩くと感慨深いものが込み上げてきます。そんことを考えながら、ゴールの学校を目指します。

この鉄道の線路も今では遊歩道にかわり、地元民や観光客の散歩道として親しまれています。

学校の玄関では係の生徒たちが、みんなのゴールを確認しました。野球部員が関門の机やイスなどを片付け、最後尾の生徒会執行部員たちがゴミ拾いをしながらゴールすると、今年の強歩遠足は終了しました。

関門や誘導など担当してくださったPTA役員のみなさん、ありがとうございました。はじめての生徒会行事を担った新生徒会執行部のみなさん、よく頑張りました! 明日から3連休、筋肉痛や体調を整えて、また学校で頑張りましょう。ご苦労様でした。

小樽明峰高校 校長 石澤 隆一

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