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【272号】卒業生が残した理科卒業レポート

校⻑だより

【校長だより 272号】

3月2日(木)、小樽の天気は曇りですが、例年にはない暖かい日が続いています。

卒業式も無事終わり一夜明けた今日、小樽明峰高校は、今日から3日間、定期試験がおこなわれます。1.2年生は進級をかけた試験に取り組んでいます。

さて、卒業生のいない静かな校舎の玄関ロビーには、卒業生が取り組んだ【 理科卒業レポート 】が展示されています。毎年、3年生は卒業の条件として理科の卒業レポートを作成しています。今回作成されたレポートのうち、3名の理科教員で優秀な8作品が選ばれ、展示されています。

読んでみるとなかなかおもしろくて、よく調べられています。そのひとつを紹介します。

【 ねこの生態 】(レポートのおもな内容)

  1. なぜ猫の生態について調べたか
  2. 猫の生態と習性 ●猫の祖先はリビアヤマネコ ●水が少ない砂漠に適した肝臓を持つ ●猫は生まれつき優れたハンター ●明け方と夕方に活動的になる ●縄張りは大切なスペース 
  3. 猫が苦手なこと・好きなこと ●家族への警戒心を解いてもらう ●猫が好きな遊びで距離を縮める ●猫がなでられて喜ぶポイント ●好きなにおいはマタタビ 
  4. 猫の五感の特徴 ●臭覚 ●視覚 ●味覚 ●触覚 ●聴覚
  5. まとめ・感想 

作者の猫好きが伝わってきます。猫の祖先は砂漠地帯に生息していて、約1万年前に農村に住むようになったことが書かれています。猫は狩猟本能に長けていて、性格や生活行動における特徴もよく調べられています。猫とのかかわり方のわかる読みやすいレポートに仕上がっていて、たくさんの生徒に読んでもらいたい作品です。

3年生のどの作品も科学を探究する好奇心にあふれていて、読みごたえがあります。これも卒業生が学校に残してくれた財産です。ありがとう。

後輩のみなさん、定期試験の勉強を頑張ってください。そして、時間のある時には、ぜひ展示された理科卒業レポートを読んでみてください。新しい発見があるかと思います。

小樽明峰高校 校長 石澤 隆一

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