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ある明峰生のはなし(その3)

校⻑だより

前回の不登校生の話の続きです。どうぞお付き合いください。

はじめて小樽明峰高校のオープンスクールへやって来た中学3年の彼女にとって、本校はどのように映ったのでしょうか。当時を思い出して話してもらいました。

体育館で開かれた全体会では、学校長の挨拶にはじまり、スライドや動画で学校の様子が紹介されました。部活動についての説明やミニ体験授業も開かれました。そして最後に個別面談。どんな疑問でも明峰高校の教員が答えました。

オープンスクールに参加した彼女はこの時、明峰高校が不登校生を受け入れていることを知り、驚いたと同時に安心感が湧いてきたと言います。自分を受け入れてくれる学校があったこと。自分の居場所はここかもしれないという期待が生れたのでした。

彼女は、思い切ってオープンスクールに参加したことで、明峰高校の教員や生徒たちの様子を見ながら、この学校は個人にちゃんと対応してくれる学校だと感じたのでした。「社会体験学習」や「総合表現学習」といった自由に選択できる多様な授業があることも知りました。上からの押し付け的な学校ではなく、勉強も学校生活そのものも「悩むことを大事にしてくれる学校」なんだと受け止めたそうです。

本校のオープンスクールがひとつのきっかけになったのなら、こんなに嬉しいことはありません。このあと彼女は、中2の夏休み以来不登校だった自分から、一歩踏み出そうとし始めたのです。・・・・・つづく

小樽明峰高校 校長 石澤 隆一

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