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ある明峰生のはなし(その5)

校⻑だより

前回に引き続き、本校の生徒の話をいたします。ぜひお付き合いください。

さて、不登校だった中学時代から小樽明峰高校での高校生活をスタートさせた彼女はどうなったでしょう。その時の様子を彼女から聞いてみました。

本校で高校1年生として新しい生活をはじめた彼女にも、様々な壁が待っていました。

ひとりで勉強に専念することが好きだった彼女にとって、新しい環境での学校生活は新鮮でした。気になるのは対人関係です。最初の壁は、クラス内の女子友達の不仲でした。どちらの話を聞いて仲裁しようとしても解決しません。ついに彼女はストレスで腹痛を起こし学校を休みました。でも、今までの自分とは違い、すぐに復活します。本人曰く、流れに身を任せたのだそうです。

「自分の気持ちを自分の言葉で話すこと」・・・彼女がこの壁を乗り越えようとした時に考えたことです。「自分なら、どう言ってもらえたら嬉しいだろう」と、相手の気持ちを考えながら、相手に伝わる自分の言葉で話すことを意識したのでした。

高校生なので、お互いが成長すると人間関係は変化していきます。彼女は、人と関わることで着実に自信をつけていきました。文化祭のクラス展示の責任者に挑戦するなど経験をこなしながら、いつしか生徒会役員をめざすようになりました。・・・・・つづく

小樽明峰高校 校長 石澤 隆一

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