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生徒会長に今の心境を聞きました

校⻑だより

6月17日(木)、生徒会長の長谷川詩乃(はせがわ-しの)さん(3年)にお話を聞きました。

これまで、コロナ感染対策のため、生徒会行事が縮小・中止されるなかで、会長としての責任を果たそうと様々な取り組みについて検討してきた長谷川さん。今の心境は?

今、生徒会執行部で取り組んでいることは何ですか?

「7月の中旬に実施を予定している縮小盤の学校祭です。従来のものではありませんが、非接触型の学校祭を検討しています。川柳コンテスト、4コマ漫画、フォトコンテストなどできそうなものを執行部員で出し合っているところです。」

4月の新入生歓迎会は縮小して実施することができました。どうでしたか?

「準備不足、経験不足でした。役員を動かすことは難しいと感じました。良い経験になりました。今後の行事運営の参考になったと思います。それでも新入生が喜んでくれたので良かったと思っています。」

5月の生徒総会は、紙面総会となりました。どうでしたか?

「生徒総会の書類作成が大変でしたが、全校生徒と教職員分の資料を印刷するのが大変でした。コロナの影響で、作業人員を集められず、準備に手間取りました。でも、各クラスからの要望書・アンケートからたくさんの意見が寄せられて良かったです。」

6月の夏季体育大会は、残念ながら中止になりました。どんな準備をしていましたか?

「テーマを決めて、どんな競技が良いか、コロナ対策や消毒などについても準備していました。男女徒競走、綱引き、PK合戦、ハンドボール投げ、パラリンピック種目のボッチャなどの種目も考えていました。小樽市手宮陸上競技場で、全校生が大空の下のびのびと身体を動かせる行事なので、たくさん楽しんでほしいと企画してきましたが、中止になり悔しいです。クラス旗を作成したのでみんなで応援しあって楽しみたかったです。」

学校祭について、現在検討中ですが、今の気持ちは?

「生徒会行事がまったくできないので、少しでも全校生の息抜きになる行事をしたいです。本来なら、学校祭も例年通り実施したいです。クラスや学年の枠を超えて友好を深める大切な機会だったのに、なかなか思うようにできません。一番やりたいのは、クラスステージです。ひとつの作品をクラスで作り上げて、達成感や嬉しさを分かち合える経験をさせてあげたいです。特に1年生には楽しんでほしい。」

ところで、卒業後の進路はどうされますか?

「専門学校へ進学して、将来は薬を扱う「登録販売員」の仕事に就きたいです。私は幼いころから医療にお世話になってきたので、医療業界に興味があり、憧れていました。高校に入って調べていくうちに、自分にあった仕事だと思うようになりました。」

全校生のみなさんへメッセージをお願いします。

「学校祭が、私たち3年生執行部にとっても最後の行事なので、可能であればやりたいです。10月の強歩遠足には引退していますが、後輩の執行部をサポートしてあげたいです。今は、生徒会執行部として、まだ全うできていないと思っているので、少しでもみなさんの学校生活が楽しいものとなるよう、役割を果たしていきたいです。生徒のみなさん、ご協力お願いします。」

コロナがなければ、クラスの関係が深まるような、もっとおもしろくて感動できる行事が、みんなの手によって作り上げられるのに・・・。長谷川さんの責任感の強さとやさしさが垣間見えるインタビューの時間でした。思うようにできないこと、思いが伝えられないことを抱えながら、生徒会長としての役割を果たそうとする長谷川さん。こんなコロナ禍でも、高校生活を全うできるよう励まして見守っていきたいです。

小樽明峰高校 校長 石澤 隆一

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