【校長だより 106号】
8月19日(月)、小樽は朝から青空が見えています。国内では台風や地震による心配が続いておりますが、終戦79年目、甲子園球場100周年を迎えた今年の夏、例年以上の暑さに見舞われました。
みなさん、いかがお過ごしですか。
小樽明峰高校は、もうすぐ夏休みの終わりを迎えようとしています。今日は、校舎内で先生方による恒例の【 夏季校内研修会 】を開きました。
この研修会は、毎年夏・冬休み中に2日連続で開かれます。研修会では、本校の教師が一教室に集まり、外部の講師をお招きしてお話を聞いたり、明峰の教育に関わる現状や課題を報告しあい、班討議などを含め全体で検討します。この研修会は、かれこれ30年以上も続いています。
先生方は、4月からのクラスや学年、あるいは授業や部活動での生徒の様子や指導してきたことを報告しながら、今までの日常の教育実践を振り返って、教育的な課題をテーマに掲げ、今後どう取り組むか議論していきます。
本校には、学業不振や対人関係で悩む生徒たちがたくさん在籍しています。そうした生徒たちと関わっていく私たち教師だからこそ、この研修は、私たち教師の協働と実践力を磨く大切な機会なのです。
また、今回は、札幌市若者支援総合センターYouth+(ユースプラス)センターの松田考館長に講演をしていただき、我々教師と質疑応答をおこないました。
松田さんは、不登校を経験した若者や引きこもりの方々への支援活動をおこなっています。講演では、活動の様子やその原動力、高校との連携の大切さについてお話ししてくださいました。講演を聴いて、私たちもYouth+とのつながりを大切にしたいと思いました。大変貴重なお話をありがとうございました。
松田さんのYouth+では、本校の卒業生が職員として活動しています。卒業生の様子を聞くことができたのも嬉しい収穫でした。明日の研修会も、頑張らないと。
ところで明峰高校の生徒のみなさん、体調はいかがですか。 ゆっくり休めましたか。 様々な夏休みを送られたと思います。宿題や進路活動、部活動などそれぞれの課題を順調に取り組めましたか。夏休みももうすぐ終了です。21日(水)の始業式で元気な顔を見せてください。再会を楽しみにしています。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一