【校長だより 198号】
11月24日(木)、めっきり寒くなりました。小樽は朝から曇り空です。日中の気温は10℃に届きませんでした。週末には雪が降る予報が出でいます。
今日は、小樽明峰高校3年生の【 英語 】の授業を覗いてみました。
本校は、来週28日(月)〜30日(水)に第3回定期試験をおこないます。各教科で試験に向けた追い込み授業がおこなわれています。今日拝見した英語の教科担当は、山内智晴先生です。
教科書は、東京書籍の【 All Aboard! 英語コミュニケーションⅠ 】を使用しています。今日の授業で取り組んでいたのは、【 Living on Ice コウテイペンギンの世界 】で、南極に生息するコウテイペンギンの知られざる生活について、英文を訳しながら学ぶことでした。
英文を訳していくと地球環境の切実な問題が見えてきました。コウテイペンギンの子育ての仕方から始まり、南極の氷が解けるとコウテイペンギンにどのような影響があるのかという切実な問題が取り上げられていました。
さらに英文を訳していくと、「・・・私たちが地球温暖化を止めることができなければ、コウテイペンギンは絶滅するでしょう。人間がコウテイペンギンにこの困難をもたらしたのです。・・・」という南極で起きている現実を突きつけられます。
英文の最後には、「これらの可愛い鳥を守るために私たちに何ができるでしょうか。」という質問が投げかけられていました。この問いについて、生徒たちは自分の答えをまとめ、定期試験の答案用紙に書き込むことになります。
英語の授業を通して、日本だけでなく世界で起きている様々な課題を知り、どうしていくかを考える学習が続いています。これからも毎日の授業を大切に受け、自分なりの答えを見つけていきましょう。お互いに。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一