【校長だより 4号】
2025年度が始まって、4ヶ月近くがたとうとしている。本校では今日から夏休みになった。ここ数日、小樽でも気温が30℃を越えて夏真っ盛りである。
ここ数日、小樽でも気温が30℃を越えて夏真っ盛りである。
本当にとろけてしまいそうである。

この4ヶ月を振り返ったとき、生徒達はちょっとずつ成長しているのだなと思う。
例えば1年生について。入学したての頃は、まだ、中学生の頃の無邪気な雰囲気をストレートに出していたように感じる。ふたむかし前なら、お互いが「初めまして」状態で、ぎこちない雰囲気だったものだが、最近は入学前から既に知り合いになっているパターンもある。受験を終え明峰に合格し入学する予定の生徒たちが、SNSなどを通してつながっているのである。ただ、それは妙にハイテンションな「軽いつながり」なのである。
きっかけとしては、このような方法もアリなのかもしれないが、「人がつながる」という面においては、そこから発展していく事が必要なのではと思う。

そんな中、この7月に明峰祭があった。生徒の学校行事の中では最大級の取り組みである。各クラスが、あんどん制作、教室展示、ステージ発表と三つの取り組みを行う。準備の段階から、様々な意見が飛び交い、実際に作業に入っても簡単には進んでいかない。特に1年生にとっては初めてのことばかりである。うまくいかない事もある。

この、「他人と一緒に何かを苦労しながら取り組む」ということが非常に大切なことだと思う。
学校祭を経験したからといってすぐにクラス全員が仲良しになるとは思わないが、同じ作業をした同じ部門の人達の間には「確かなつながり」が生まれてきたのではないかと思う。みんなの作業を見ていたらそんなことを感じた学校祭準備期間だった。

(前回の「校長だより」が、4月発行なので少し時間が空いてしまいました。すみません)
小樽明峰高等学校
校長 小池幸晴