【校長だより 185号】
1月19日(水)、今日の小樽は快晴です。正午の気温は0℃。久々に温かい日になりました。こんな日は落雪に注意です。
卒業式が日一日と近づいています。小樽明峰高校では、今日も3年生にとって、高校生活最後の授業がおこなわれました。
3年生は、1時間目から3時間目に連続して体育館で「体育授業」を受けました。早速、その様子を覗いてみました。
体育館では、ストレッチに始まり、種目別に分かれて楽しく授業が展開されていました。バレーボール、バドミントン、卓球とそれぞれのエリアでプレイしている様子がとても楽しそうでした。なんと例えたらよいのか、まるで大きな家族でもあるかのように、仲良く取り組んでいました。
ともすると、仲間外れはいないか、困っている生徒はいないかと見渡してしまうのですが、そんな心配は不要で、安心して見ていられる授業環境がそこにありました。3年間で、担当の先生方と生徒たちで築き上げてきた温かくて規律のある授業の雰囲気が醸し出されていました。
終了時間が来ると、生徒たちは一斉に後片付けをし、手指消毒をして、整列します。さすが3年生、行動がテキパキとしていて、見ていて気持ちがいいです。
整列すると各クラスの委員長が代表して、担当の先生方に3年間のお礼を述べ、全員で「ありがとうございました」と挨拶していました。
4人の体育担当の先生方は、一人ずつ3年生にメッセージを贈って、最後の体育授業は終了しました。
卒業後みなさんは、確かに思うようにいかないこともたくさんあるでしょう。学校生活とは違った厳しさも経験するはずです。その中で人との関わりを作り、信頼関係を築く努力を積み重ねながら、社会人として自分の役割を果たしていくことが求められるでしょう。その先に、自分が生きてきた意味を実感することもあるはずです。
3年生のみなさん、卒業後も明峰の先生方は、遠くから「頑張れ」と励まし続けていることを忘れないでいてください。それぞれの進路で、諦めずに人生を生き切ってほしい。私もこころから応援しています。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一