【校長だより 231号】
3月12日(土)午後1時、小樽明峰高校の会議室で第2回PTA役員会が開かれました。
約10名の役員(担当教職員を含む)の方が集まり、活動を振り返りました。はじめに、ひとりずつ感想を話していただきました。卒業生の保護者の方々は、卒業の実感が湧かないことや、徐々に社会人になる準備が始まったことなど、お子様の様子を話してくださいました。卒業生の様子を聞けて、嬉しくなりました。
残念ながら、感染拡大によりこれまでの2年間、例年取り組んできたPTA活動がほとんどできませんでした。「子育てでひとりぼっちの親を作らない」「無理せず参加、できる時に参加する」を掲げ、保護者のみなさんには自由に活動に参加していただきましたが、思うような活動に至らなかったのが実情です。
例年でしたら、年6回ほどのPTA役員会・運営委員会を開いて以下のように様々な交流や取り組みをしてきました。
5月のPTA総会から新メンバーでの活動がスタートし、6月下旬の保護者懇談会は手稲区民センターホールで、スクリーンに子どもたちの学校での様子を映し出して、各学年やクラスで担任と語り合う機会を設定しました。9月の保護者懇談会も同様に、教師と保護者、親同士が、子ども・学校・家庭について語り合う交流が展開されました。7月の学校祭一般公開日では、PTAバザーを開き、駄菓子や野菜を販売したり、喫茶・カレーライスの販売など保護者が学年を越えて交流し、取り組んできました。家庭では見られない学校での子どもの様子を垣間見たり、保護者同士が楽しむ機会になりました。
10月は強歩遠足。小樽の山坂を歩いてゴールする子どもたちを学校で迎えて、PTAで料理したうどんを食べさせました。たくさんお替りする子どもたちの姿が印象的でした。11月~1月にかけて実施する、受験生にむけての学校説明会では、参加する中学生や保護者にPTAがうどんやカレーライスをふるまいました。中学生の保護者の方々と明峰のPTAで、ざっくばらんに明峰高校での我が子の様子を話したり、受験に対する保護者の悩み相談などを担っていただきました。2月下旬には、予餞会で餅づくりに挑戦し、全校生の前で餅つきをしたり、あんこ入りの紅白餅を生徒に配ったりしたこともありました。その他にも様々な活動に取り組んでいただきました。
これらすべての活動が、この2年間は、中止・縮小・変更するなど苦境に立たされてきました。
それでも、「学校や子どもたちのためにできることはないか」と声を掛けてくださるPTA会長をはじめ、役員・運営委員のみなさんに支えられてきた明峰高校です。ありきたりの言葉になってしまいますが、やはり、感謝の気持ちでいっぱいです!!
これまでPTA活動を支えてくださった卒業生保護者のみなさん、お忙しい中、取り組んでくださり、本当にありがとうございました。この場を借りて、お礼申し上げます。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一