【校長だより 29号】
5月10日(金)、小樽は最高気温15℃の久々に暖かい日を迎えました。予報では明日は25℃まで上がるそうです。
小樽明峰高校は今日も平常授業がおこなわれました。1年生は、金曜恒例の社会体験学習の時間に【 第2回地域の魅力発見講演会 】を開きました。
今年も地域の魅力発見講演会に相応しい小樽を代表する方々に来ていただきました。
各教室に入った講師の方は、生徒たちに仕事内容や職業観、高校生へのメッセージなどを話してくださいました。
A組教室の講師は、【 FMおたるパーソナリティ-田口智子さん 】です。昨年度まで本校放送局のラジオ番組を見守りご指導してくださいました。情報に携わるラジオの仕事についてのお話しや、小樽市を愛するお人柄とその想いの詰まったお話を聞かせていただきました。
B組教室の講師は、【 利尻屋みのや代表取締役の簔谷和臣さん 】です。北海道で生産される昆布のお話しや、小樽の人口の変化、観光地としての小樽、そして今後の小樽への想いについてお話を聞かせていただきました。
C組教室の講師は、【 小樽寿司屋通り日本橋代表取締役の中井健太郎さん 】と街頭放送に詳しい【 北海道時事放聲社の森元祐介さん 】です。日本橋は、毎年実施している体験先のお寿司屋さんです。在学中に社会体験学習でお世話になった卒業生も働いています。また、こうしたお店を宣伝する街頭放送のお話も聞かせていただきました。
今回も生徒たちは、講師の方の職場を事前調べし、どのような事業をおこなっているか学習してから講演を聞きました。
体育館ではなく教室での講演でしたので、生徒と講師の距離が近く、生徒は親近感を持って聞き取ることができたと思います。
働く大人の想いに触れた生徒たちは、講師の方の職業がどのように住民に役立っているかを学ぶ良い機会になったと思います。講演後、質問をしたり、感想をレポートにまとめました。
講師の皆様、お忙しい中、講演の準備をしてくださり、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
今年の魅力発見講演会は今回で終了です。講演を聞いたみなさんは、実習体験への意識を高めることができたでしょうか。
働くということは、自分がどう生きるかということと関係の深い課題でもあります。人と関わることも含めて、誰かの役に立つために働くということ。そして、社会の一員として自分ができることは何かを発見すること。自分の将来の職業や生き方について、ぜひ学校や家庭で話題にしてみてください。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一