お知らせ

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緊急事態宣言を受けて

校⻑だより

5月17日、小樽明峰高校は新型コロナウイルス感染症防止対策として、今週から午前授業にしました。札幌圏から通学する生徒も半数近くいるため、昼食をとらずに下校することにしました。

北海道に「緊急事態宣言」が発令されて、小樽市は「特定措置区域」に指定されました。本校も公式戦を間近に控えた部活動のみ練習に励み、午後4時には完全下校しています。緊急事態の期間中(5月16日~31日)、生徒と教職員の健康と安全を守られなくてはならないと考えています。

ウイルスが近くに迫っていると思うと誰もが不安です。1年以上もこうした状態が続いて、感染対策の意識が自然と薄れていてもおかしくありません。でも、もし自分が感染しているとしたなら、たとえ症状が出ていなくても、周りの人にうつしてしまう。自分は感染していると思い込むことで、この距離では目の前の人にうつしてしまうから離れようと自分に言い聞かせる。こうして意識的に距離をとることは、相手の生活を守るための行為なのだと私は考えています。

さて、明峰高校には、不登校だった中学時代や、友達や先生とうまくいかなかった中学時代、勉強が苦手でどうしようもない時代の自分から、一歩踏み出そうと決心して入学する生徒たちが少なくありません。こんな緊急事態の世の中にあっても、そんな生徒たちが踏み出す小さな一歩を見逃さず、大切に見守っていくことを忘れないようにしたいです。

小樽明峰高校 校長 石澤 隆一

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