6月8日、今日紹介したい生徒は、小樽明峰高校太鼓部の部長の柳田亜耶寧(やなぎだ-あやね)さん(3年)です。新入生が11名入部して部活動が活発になりかけた5月中旬、緊急事態宣言のため部活動が停止してしまい、悔しい気持ちを抱えています。
今の心境を聞いてみました。
太鼓部の部長として大変なことは?
「太鼓部は3年生2名、2年生4名、1年生11名が所属しています。1年生はみんな初心者です。今まで、初心者に太鼓を教えることがあまりなかったので、教えるのが大変でした。クラス全員に授業している先生ってすごいなって思います。部活をしていて先生方の気持ちがわかります(笑)。」
新入部員にどんなことを教えたのですか?
「4月から基礎練習を教えただけです。まだ曲の演奏は教えていません。5月から緊急事態宣言で部活動ができなくなり残念です。明峰の太鼓部は、大会出場を目的としていません。入学式や学校祭、小樽のお祭り、予餞会、老人ホームなどのボランティアを主体に活動しています。一日でも早くみんなと演奏したいです。」
早く部活動ができるようにコロナが収束してほしいですね?
「早く練習したいです。私は3年なので就職活動をしています。教えられる期間が短くなるので、活動が再開して後輩に太鼓を教えたいです。」
どのような進路活動をしていますか?
「今は、7月12日に小樽経済センターで開かれる合同企業説明会に向けて準備しています。接客の仕事を希望しています。サービス業、販売にも興味があります。」
後輩へメッセージをお願いします。
「太鼓を早く叩きたいですね。なかなか練習予定が組めない状況ですが、時間を無駄にしないで、勉強など、今できることを取り組んで欲しいです。後輩のみなさん、この先辛いことがあっても、最後までやり遂げてほしい。頑張ってください。」
柳田さんは、就職活動に取り組みつつ、常に後輩への太鼓指導を意識している優しくてしっかりした先輩です。一日でも早く部活動のできる環境になってほしいと願うばかりです。
今後の柳田さんと太鼓部の活躍に期待しています。
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一