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【279号】ついにたどり着いた「卒業」というスタートライン

校⻑だより

【校長だより 279号】

3月15日(金)、今日の小樽は気温が5℃まで上がりましたが、午後に雪が降り出しました。春が遠ざかっているようです。

小樽明峰高校は今日、1・2年生の対象者が追試、補充授業を受けました。

夕方に新会議室で、卒業式がおこなわれました。様々な事情で3月1日の卒業式を迎えられなかった生徒5名が、本日、晴れて卒業式を迎えることができました。

5名の卒業生のみなさん、諦めずよく頑張りました。おめでとう! ご参列いただいた皆様、ありがとうございました。

本日の校長式辞を紹介させていただきます。


卒業式式辞

日に日に春の温かさを感じる季節になりました。本日、こうして卒業式を開くことができましたことを大変嬉しく思います。卒業生のみなさん、ご家族の皆様、これまで支え続けた先生方、ご友人、関係者のみなさん、ご卒業おめでとうございます。小樽明峰高校教職員を代表して心よりお祝い申し上げます。

ついに卒業証書を手にすることができました。本当によく頑張りました。諦めず頑張ってきたみなさんの努力と、それを支え、見守り続けたご家族や友人、先生方、関係者の皆様に敬意を表したいと思います。

さて、卒業生のみなさん、今日までの3年間、どんなことが心に刻まれていますか。思い出してみてください。教室での何気ない会話や、学校行事に取り組んだ思い出、部活動、朝起きることが辛かったことや、友達や先生と楽しくはしゃいだことも、この3年間で心に残っていることはたくさんあると思います。

本日、同級生と一緒に3月1日の卒業式に臨めなかったこと。私は、そのことに意味があると思っています。この3年の中で、みなさんは、人には言えない多くの葛藤や困難と闘ってきたはずです。思うように心や身体をコントロールできない辛さ。モチベーションが上がらない精神的苦悩。学校を辞めようと思ったことがあったかもしれません。そうした葛藤を抱えながら、心の中で闘い、挫折し、また一歩を踏み出そうと踏ん張ってきたはずです。

本日、諦めずに卒業証書を手にした今の自分に、誇りを持ってください。同時に、これまで支えてくださったご家族や友人、担任をはじめたくさんの先生方の想いも、胸に刻んで卒業してほしいと思います。

今日の卒業式というスタートラインから、新しい一歩を踏み出して、逞しく、そして優しく生きてほしいと願っています。いつかは、誰かを支え背中を押せる素敵な大人になってください。みなさんのご活躍を期待しております。

最後に、卒業生のみなさん、ご参列くださった皆様のご多幸を祈念いたしまして式辞と致します。

小樽明峰高校 校長 石澤 隆一

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