10月27日(水)の5時間目、小樽明峰高校の2年生は体育館に集合して、修学旅行に向けた集会を開きました。2学年の先生方が、旅行の行程や持ち物、コロナ対策としての注意事項、ホテルや航空機内で注意事項について説明しました。
11月10日、いよいよあと2週間で出発です。毎日の検温など体調管理に気を付けることも忘れてはいけません。健康第一で旅行に臨むことが大事です。
実は、2年生に考えてもらいたいことがあります。それは「なぜ修学旅行に行くのか」という旅行の目的についてです。これが一番大事なことなのです。もちろん、実施要項には書かれていますが、旅行へ行くみなさんは、自分の心の中で、納得できる答えをちゃんと持っていますか?
1人15万円の旅費をかけて、しかも集団で、一生に一度の沖縄修学旅行へ行くことの意味は何か。考えたことはありますか? よく考えてみてください。
沖縄では間違いなく北海道では味わえないものをたくさん味わうでしょう。生まれて初めて見るもの、聞くもの、感じることが多くて、一生忘れられない思い出になるはずです。不安よりも期待が大きくなって、出発するまでドキドキワクワクして過ごすでしょう。高校を卒業してからも、沖縄旅行で経験したことは忘れられない宝物になるでしょう。
そんな修学旅行になるだろうし、そんな修学旅行にしたいと先生方も思っています。
でもそんな思い描いた旅行にならなかったとしたら、その原因は何でしょうか?
原因のひとつは、対人関係の悪化です。3泊4日も一緒に旅行すると、疲れも溜まってきます。小さな出来事で誰かを傷つけたり、気まずい関係になったり、周りの旅行者に迷惑をかけたり、修学旅行の関係者全員を失望させることが起きるかもしれません。その時は、せっかくの旅行が台無しです。
自分にとっても、参加するみんなにとっても、家で待つ家族にとっても、引率教員にとっても、残念な思い出になる修学旅行にしたくはありません。
最高に楽しい修学旅行にするには、何が大事なのか。参加者であるあなた自身が、ちゃんと考えて行動することです。私も、最高に楽しい旅行にしたい。みんなの笑顔をたくさん写真に記録したいです。
しっかりと準備して修学旅行を楽しもう!
小樽明峰高校 校長 石澤 隆一